※ERA、EMMA、ALICE上記全ての検査は現在スペインに検体を国際輸送し検査・解析しております。輸送中の事故等による検体の破損・もしくは逸失につきましては、その理由を問わず当院では一切の責任を負えないことをご了承ください。
〇精子・胚凍結
凍結融解操作の過程で氷晶、低温、耐凍剤に由来する障害を受ける可能性があります。但し、凍結融解精子を用いた治療によって出生した児が、新鮮精子を用いた治療と比べて発育に差が出る、先天奇形など異常の頻度が高くなるという報告はありません。
融解後100%の生存率を保障できないこと、凍結および融解の際にダメージを受け、胚(受精卵)が死滅した場合は移植がキャンセルになる可能性があること、耐凍剤や凍結保存によって透明帯が硬化することがあり、融解後にアシステッドハッチング(孵化補助)が必要となる可能性があります。
〇レーザーアシステッドハッチング(LAH)
当院ではレーザーを用いてアシスティッドハッチングを行なっています。レーザーが胚に直接照射されると変性のリスクがあるため、胚と透明帯の間に隙間がある時期に施行することで、そのリスクを回避しています。