温活は妊活にとってどんなメリットがある？おすすめの方法やグッズを紹介！
温活は、主に冷え性の改善を目的として身体を温め、健康を促進する活動です。冷えは妊娠に悪影響を及ぼす要因の一つとされているため、温活は妊活中の方にとって非常に重要といえるでしょう。
本記事では、温活についてメリットや具体的な方法、おすすめのグッズ等を紹介します。妊活中の方、温活に興味のある方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
温活とは？妊活にとってどんなメリットがある？
まずは、温活についての基礎知識や妊活と冷えの関係性、妊活中に温活を行うメリットについて見ていきましょう。
温活とは
温活とは、身体を温めることを目的とした健康法で、血流を良くすることで冷え性の改善が期待できるほか、全身の健康維持にもつながるとされています。
温活は、基礎体温を上げる効果が期待できるのも特徴の一つです。
女性は脂肪が多く筋肉量が少ないため、身体が冷えやすい傾向にありますが、温活により基礎体温が上がると、体温が適切な状態に保たれやすくなります。
そのため、健康や美容に良い影響をもたらすのはもちろん、妊活中の女性においても温活は重要であるといえるでしょう。
妊活において冷えはNG！
冷えは妊娠にあたって次のような悪影響を及ぼす可能性があるため、妊活中の方にとっては避けるべきものの一つです。
- 血行不良による卵巣機能の低下
- ホルモンバランスの乱れ
- 免疫力の低下
身体が冷えると、血行不良によって卵子の質が低下し、受精しづらくなる可能性があります。また排卵障害を引き起こす可能性も高まるため、結果的に妊娠の確率が下がる恐れがあるでしょう。
血行不良は、女性ホルモンの分泌を悪くし、生理不順を引き起こす場合もあります。生理不順によって妊娠に適したタイミングがわかりづらくなる可能性も考えられるでしょう。
さらに、身体が冷えることで免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなることもあります。
これらの悪影響を避けるためにも、温活で冷え対策をしっかり行い、妊娠に向けた準備を整えましょう。
妊活中に温活を行う重要性
妊活中に温活を行うことは、妊娠しやすい身体を作るために非常に重要です。妊活中に温活を行うメリットを以下にまとめました。
- 子宮や卵巣の冷え防止
- ホルモンバランスの調整
- 免疫力の向上
温活で身体を芯から温めると、子宮や卵巣の機能が正常に働きやすくなります。
また、ホルモンバランスを整える効果があるのも温活のメリットの一つです。
温活をするとストレス軽減やリラクゼーション効果が期待できるため、女性ホルモンの分泌が安定することによってホルモンバランスが良くなります。これにより、生理周期が整い、妊娠しやすい環境が整うのです。
さらに、温活は免疫力を高め、病気にかかりにくい体質を作ります。特に、季節の変わり目や秋冬の風邪を引きやすい時期には、温活によってウイルスへの抵抗力を高められるでしょう。
妊活中におすすめの温活
妊活中の女性にとって、身体を温める温活は非常に大切です。ここからは、妊活中におすすめの温活の例を紹介します。
温かい湯船にしっかり浸かる
温かい湯船に浸かるのは、手軽にできる温活の一つです。身体の芯まで温まるため、冷え性の改善など次のような効果が期待できます。
- 血行促進
- リラックス効果
- 冷え性改善
- むくみの解消
温かい湯船に浸かる際は、40℃くらいのお湯に10～15分程度浸かるのがおすすめです。じんわりと汗をかく程度を意識すると、効果的に身体を温められるでしょう。
特に、普段シャワーで済ましている方や、手足が冷えて寝付きが悪い方にとって、温かい湯船に浸かるのは非常に効果的といえます。
温かい湯船に浸かり、ゆっくりリラックスすることを心がければ、身体の芯から温まり、質の良い睡眠が期待できるでしょう。
適度な運動・エクササイズ
適度な運動やエクササイズも、妊活中におすすめの温活です。日常的に体を動かすことで、妊娠しやすい身体づくりができます。
おすすめの運動やエクササイズは次のとおりです。
- ウォーキング
- ストレッチ
- ヨガ
- ジョギング
- ピラティス
運動やエクササイズを行う際は、腰回りや足など下半身を動かすように意識しましょう。下半身を動かすと、子宮など骨盤周辺の血流を良くする効果があります。
これらの運動を取り入れることで基礎代謝が上がりやすくなり、冷えの改善につながるでしょう。継続できるよう、続けやすい運動を選ぶのもポイントです。
妊活における運動については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
→妊活で運動するメリット・デメリットは？おすすめの運動法と注意点
食べ物と飲み物
食生活の見直しも温活において重要です。体を温める食材を意識的に摂ることで、内側から身体を温められます。身体を温める食べ物・飲み物を以下の表にまとめました。
| 身体を温める飲み物 | 白湯 しょうが湯 たんぽぽ茶 黒豆茶 ほうじ茶 玄米茶 ルイボスティー |
| 身体を温める食べ物 | しょうが にんじん 大根 かぼちゃ にんにく らっきょう 納豆 |
これらの食べ物や飲み物を意識的に取り入れることで、日常的に身体を温められるでしょう。
妊活中の食べ物については、こちらの記事もぜひ合わせてご確認ください。
夏こそ温活で身体を温めることが大切！
「冷え」というと冬のイメージがありますが、実は夏でも身体は冷えやすいため注意が必要です。ここでは、夏に身体が冷えやすい理由と、夏の温活の注意点について見ていきましょう。
夏は身体が冷えやすい
夏に身体が冷えやすい主な原因には、主に冷房と食生活が挙げられます。
暑い日に冷房を適度に使用するのは体温調節に役立ちますが、無意識のうちに身体を冷やしている可能性があるため注意が必要です。特に、仕事などで一日中エアコンの当たる環境にいる方は気をつけましょう。
食生活に関しては、夏の暑い日に冷たい飲み物や食べ物を大量に摂取することにより、身体が冷えやすくなります。特に夏場は冷たいアイスクリームや飲み物を摂る機会が多く、内臓から冷えてしまうことも多いです。
身体の冷えは妊活に悪影響を及ぼすため、夏であってもなるべく身体を冷やさないようにしましょう。
夏に意識したい温活方法と注意点
夏に温活を取り入れる際には、以下の点に注意してください。
- 薄手の衣服を持ち歩く
- 食べ物・飲み物に気をつける
- 温活グッズを活用する
冷房の効いた室内は体が冷えやすいため、薄手のカーディガンやショールを持ち歩くのがおすすめです。冷えを感じたときにすぐに対応でき、体温を適温に保つことができるでしょう。特に、エアコンに当たる機会が多い方は、衣服で体温調節する方法をおすすめします。
また、夏は冷たい飲み物や食べ物が美味しく感じられますが、妊活中は温かいものを摂取するように心がけましょう。
例えば、温かいお茶やスープ、温野菜を積極的に摂取するのがおすすめです。どうしても冷たい食べ物や飲み物が欲しい場合は、一度口の中で温めてから飲み込むと良いでしょう。
温活グッズを活用するのもおすすめです。腹巻きやカイロ、レッグウォーマーなどを利用すれば、冷えやすいお腹や足元を効果的に温められます。
夏は油断すると冷えやすい季節です。試しやすい方法から実践して、夏も温活を心がけましょう。
妊活に役立つ温活グッズ
ここでは、妊活中におすすめの温活グッズを紹介します。
腹巻き
腹巻きは、お腹をしっかりと温めるための定番アイテムです。お腹を温めることで血流が良くなり、消化機能や代謝の向上、妊娠しやすい体質づくりをサポートします。
腹巻きの素材は綿やシルクがおすすめです。綿素材の腹巻きは肌に優しく、シルク素材は薄くて保湿性に優れているため、一年中使用できるでしょう。
特に、デスクワークが多い方は身体が冷えやすいため、仕事中にも腹巻きを使用すると効果的です。
保温できる水筒
保温できる水筒は、外出先でも温かい飲み物を飲めるため便利です。温かい飲み物を飲むことで体の内側から温まることができ、冷えを予防・改善します。
特に、妊活中はハーブティーやしょうが湯など体を温める効果のある飲み物を持ち歩くと良いでしょう。
カイロ
カイロは、腰やお腹、足元など冷えやすい部分を効果的に温められるアイテムです。一時的に体を温めたいときに非常に便利なアイテムです。貼るタイプと貼らないタイプがあるため、温めたい場所に応じて使い分けるのがおすすめです。
例えば、貼るカイロは骨盤周りや足元、貼らないカイロは手先を温めるのに適しています。冷えやすい部分を集中的に温めて冷えを予防し、妊娠しやすい体質を作りましょう。
「次髎（じりょう）」や「丹田（たんでん）」など、冷えに効くツボを温めるのも効果的です。次髎はお尻の骨のくぼみ、丹田はおへその下にあるツボで、これらのツボを温めると血流が改善され、冷えが解消されやすくなるでしょう。
レッグウォーマー・靴下
レッグウォーマーや温かい靴下は、足元の冷えを防ぐのに効果的なアイテムです。特に、足先が冷えやすい方におすすめで、足元を温めることで全身の血行が良くなり、冷え性の改善が期待できます。
素材は腹巻きと同様に綿やシルクを選ぶと、一年中快適に使用できるでしょう。外出時はもちろん、自宅でも意識してレッグウォーマーや靴下を履くように心がけるのが大切です。
厚手のものから薄手のものまで様々なタイプがあるため、季節に応じて使い分けることで常に足元を温かく保てるでしょう。
まとめ
本記事では、温活についてメリットや具体的な方法、おすすめのグッズ等を紹介しました。
温活には次のようなメリットがあり、妊娠しやすい体作りをサポートしてくれるものです。
- 子宮や卵巣の冷え防止
- ホルモンバランスの調整
- 免疫力の向上
温活は、身体の健康を維持するためにも大切なことであるため、本記事で紹介した温活の方法を参考に、ぜひ日々の生活に温活を取り入れてみてください。
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