治療の進め方

ステップ1 各種検査

不妊症の治療は、患者様それぞれの状態やご意向により適切な治療方法が異なっており、また病院ごと、担当医ごとに様々となっております。
ここでは、一例としての「不妊症治療の進め方」をご紹介いたします。各種検査、カウンセリング・勉強会等をふまえ、妊娠できない原因を探り、基本的なタイミング指導(基礎体温から排卵日を予測すること)を行います。

 

ステップ2 治療を開始

検査の結果、ご夫婦ともに異常がなかった場合は、タイミング法による自然妊娠を図ります。タイミング法では、各種検査(超音波検査や尿検査など)により排卵日を特定することにより、夫婦生活のタイミングを指導いたします。さらに妊娠率を向上させるために排卵誘発剤を使います。

 

ステップ3 治療継続

数回のタイミング法などによる妊娠ができなかった場合や精液検査での異常があった場合、フーナーテストの結果が良くなかった場合は人工授精へと移ります。
人工授精では、正確な排卵日の特定と元気な精子の選別が非常に重要となってきます。
特定された排卵日に合わせ、選別された精子を子宮内へ注入し、妊娠を図ります。

 

ステップ4 高度不妊治療

人工授精(約5周期から6周期)によって妊娠ができなかった場合や、長期にわたる不妊・年齢因子により体外受精へと移ります。
体外受精とは卵巣から卵子を取り出し、体外で受精を行うことです。受精した卵子はその後培養期間を経て、胚となり、子宮内へ戻します。
またより妊娠率を高めるためには凍結胚移植により、子宮内の環境がより良い状況のタイミングで胚を戻すことがあります。

難治性の受精障害でこれ以外の治療によっては妊娠の見込みがないか極めて少ないと判断される場合で、体外受精を行っても受精が得られない場合は、顕微授精を行います。こちらは1つの精子を卵子に直接注入することにより、授精を実現する方法です。

 

 

コンテンツ contents

お電話

ご予約