分割胚移植?胚盤胞移植?

こんにちは、培養室です。

分割胚移植と胚盤胞移植どちらがいいのか?というご質問を患者さまから受けることが多いので、このお話をさせていただきます。

まずは、分割胚移植と胚盤胞移植の違いですが、以前は培養技術が不十分だったために受精後3日目の分割胚移植が主流でしたが、培養液の技術が進歩し、体外での長期培養が可能となり、胚盤胞移植が応用されるようになりました。

胚盤胞移植が注目を浴びる理由に、複数の分割胚を移植することによる双子ね~などの多胎妊娠のリスクがあります。

このリスクを軽減するために、より質の高い受精卵を1つのみ移植する胚盤胞移植が有効とされています。

ただし、胚盤胞移植にもデメリット涙はあります。

私たち胚培養士は胚へのストレスを最小限に抑えるよう努めてはおりますが、体外での長期培養に耐えられるかの懸念です。

このように、分割胚移植と胚盤胞移植はそれぞれに特徴があるので、どちらを選択するかはよくご相談して決定されることをお勧めします。

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