保険適応による不妊治療
- 『はじめての妊活セミナー』でもよく聞かれますが、4月からの不妊治療の保険適応に伴い、費用に関する質問がよくあります。
- 保険適応になったと聞きますが、妊活をはじめると、どのくらいの費用がかかりますか?
- これから本格的に受診をして、妊活をはじめようとしています。費用はどの位かかりますか?
- 4月から保険適応になったのは、人工授精と、体外授精、その二つの治療に関わる薬や一部の検査です。例えば、当院の例でいうと、従来、人工授精が約3万円であったのに対し、現行ですと約8千円です。体外授精に関しても、従来、50万円から60万円位でしたが、現行、排卵誘発から採卵までで、約20万円、胚移植の治療ではおよそ8万円位です。
当院の場合、精液検査や経膣超音波、女性ホルモン検査等はもともと保険診療でした。未だに自費の検査は、各種肝炎、梅毒、HIV、クラミジア、AMH等、いわゆる、妊活をはじめる時に、最初に調べておきたい項目です。(AMHは、体外授精の場合に保険適応)
東京都では不妊検査の助成金という制度があり、保険、自費に関わらず、検査費用の上限5万円がもどってきます。妊活のための検査は1日では終わらないし、男性の検査も必要ですので、何度か受診することになるでしょう。これから検査をとお考えの場合、いくつか検査を合算しておよそ5万円という目安で良いと思います。
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